2009年02月12日(水)
ロッテルダム音楽院“コダーツ・トロンボーン・アンサンブル”
エモリー・レミントン・トロンボーン・クワイヤー・コンペティション2009優勝!
Codarts Trombone Ensemble won the Emory Remington Trombone Choir Competition 2009!!
オランダのロッテルダム音楽院の"Codarts Trombone Ensemble"が今年のエモリー・レミントン・トロンボーン・クワイヤー・コンペティションに優勝しました!
同音楽院のグループとしては私たちITEのメンバーの学生時代に優勝して以来4年ぶりに、すっかり入れ替わったメンバーで再び出場資格を得て臨んだ今回。ルイジアナ州立大、イーストマン音楽学校、デトモルト音楽大学、ロンドン王立音楽アカデミーなどの強豪を抑えて、見事にその頂点に輝きました。
今年のデンマーク・AarhusでのITF2009にゲストとして登場します。
Congratulations guys! I wish you have a great success in Aarhus and enjoy your moments there, as much as we did ours in New Orleans!!
このレミントン・コンペティションを含む今年のITAコンペティションの結果はこちら。
すべてのITAコンペティションは予選を録音審査で行い、ファイナル・ラウンドはその年度のITFの重要なイベントのひとつとして組み込まれ、世界中から集まったITF参加者の前で行われます。予選ラウンドやファイナル・ラウンド後にはそれぞれ、世界の著名な奏者や教授たちから個別に詳しい点数と講評をもらうことができます。異なるジャンルや楽器、ソロやアンサンブルなど多くのコンペティションがあり、それぞれに25歳や28歳といった年齢制限があります。
ミュンヘン、トゥーロン、ジュネーヴ、プラハなどといった世界最大規模のコンクールには相当な準備期間と現地へ赴き滞在するお金がかかりますが、このITAコンペティションの予選は録音で参加できるのですから、日本の音大生や卒業生の皆さんもどんどん挑戦するべきだと思っています。残念ながら、私の知っている限りではこれまで日本からの参加への気配を感じたことがありません。ソロ演奏の腕を伸ばしたい人は各ソロ・コンペティションにぜひトライしてください。また、ほとんどの日本の音大には大きなトロンボーン・アンサンブルやカルテットがあり、毎年学内外のホールでコンサートを行っているほどなのですから、ぜひカルテットや大編成でスケジュールを組んで課題曲や自由曲を録音し、アンサンブル・コンペティションに応募してみてください。締め切りが12月ですから、秋にはだいたいITAのサイト上で要綱が発表になっています。
年々、コンペティションの数は増えてきています。各コンペティションの応募資格、賞、課題などの詳細はこちらです。
来年以降のファイナリストや優勝者のリストに日本人の名前が並ぶことを、私は個人的に待ち望んでいます!!!
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