BIOGRAPHY

品川隆 (しながわ たかし)

 1978(昭和53)年、北海道札幌市生まれ。7〜15歳は剣道に励み、スピードスケート、スキー、サッカー、軟式野球、英会話もたしなむ。

 13歳で千代田区立九段中学校吹奏楽部にてトロンボーンをはじめる。札幌市立平岡中央中学校吹奏楽部、北海道札幌南高校の吹奏楽部を経て、18歳で音楽の道を志し、トロンボーンを余田安広氏に、ピアノ、ソルフェージュ、聴音、楽典、声楽を飛田洋子氏に師事。

 1998年4月、武蔵野音楽大学音楽学部器楽科入学、トロンボーンを川嶋清一郎氏に師事。2000年3月、江戸川演奏家協会新人演奏会オーディションに合格、同協会会員となる。2002年3月、選抜の卒業演奏会でF.マルタンのバラードを演奏し、同大学を首席卒業。神谷敏、アンドレア・コンティ、若狭和良の各氏のレッスンを受講。

  同年8月にオランダに渡り、ロッテルダム音楽院にてジョージ・ヴィーゲル、ピエール・フォルダース、ユルゲン・ファン・ライエン、レムコ・デ・ヤヘル、ベン・ヴァン・ダイク、ヘンドリック・ヤン・レネス、バート・ファン・リールの各氏に師事。2007年9月に卒業リサイタルを行い、同音楽院を卒業。クリスティアン・リンドバーグ、ミシェル・ベッケ、ジョゼフ・アレッシの各氏のマスタークラス、ディトマー・キューブルベック、アレクサンダー・フェルベーク、ピート・サーンダース、マルティン・スキッパース、バート・クラエッセンス、クィライン・ファン・デン・バイラールト、イヴァン・メイレマンスの各氏のレッスンを受講。

 2005年、エモリー・レミントン・トロンボーン・クワイヤー・コンペティションで優勝、同年5月のインターナショナル・トロンボーン・フェスティヴァル(ITF、ニュー・オーリンズ、アメリカ)にて招待演奏を行う。

 2005年、バート・ファン・リール氏の著書“コーディネーション・トレーニング・プログラム”の日本語訳と監修を担当(同年6月にATN社(東京)より出版)。

 2006〜2009年、アムステルダム・シンフォニー・オーケストラ(アムステルダム、オランダ)嘱託首席トロンボーン奏者。
2006年より、ゼーウス・オーケストラ(ミデルブルク、オランダ)嘱託トロンボーン奏者。

 2006年12月より、ハノーファー音楽大学にてヨナス・ビルント氏に師事。ニルス・オレ・ボ・ヨハンセン、インゲマー・ロース、トビアス・シスラー、フレデリック・ベッリのレッスンやマスタークラスを受講。

 2008年6月、ロッテルダム音楽院時代のトロンボーン仲間18人のアンサンブル「インターナショナル・トロンボーン・アンサンブル」(ITE)で15日間に渡る大規模な日本ツアー(広島、名古屋、東京、札幌)を行い、大成功を収め、反響を呼ぶ。同ツアーにて、ITEのファーストCD、"6.35"を発表。

 2008年および2011年、志賀高原サマー・ミュージック・キャンプ(志賀高原、長野)の講師。

 2008〜2009年、シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン州立歌劇場(フレンスブルク、ドイツ)契約首席トロンボーン奏者。2010年7月より、オルケストラ・ド・ノルテ(アマランテ、ポルトガル)契約首席トロンボーン奏者。2012年夏、ベルリン交響楽団(ドイツ)の日本ツアーに客演首席トロンボーン奏者として参加。

 2013年7月、インターナショナル・トロンボーン・アンサンブル(ITE)のプレーイングマネージャとして、新メンバーを加えたグループにバート・ファン・リール氏をゲストソリストとして迎え、19日間にわたって計11公演の第2回日本ツアーを行い、総計4,458人を動員、大成功を収める。同ツアーにてセカンドCD"HIROS"を発表。

 フリーランサーとして、これまでにオランダ放送フィルハーモニック・オーケストラ、RBOシンフォニア(オランダ)、プロメナーデ・オーケストラ(オランダ)、ウェスト・ネーデルランド・バッハ・オーケストラ(オランダ)、ヘリオス室内フィルハーモニー(ドイツ)、コンセルト・ライデン(オランダ)、コンティヌオ・ロッテルダム(オランダ)、オランダの英国式ブラスバンド、吹奏楽団、室内楽団などに参加。また、オルガンとのデュオでランチコンサートや教会のミサなどにソリスト出演。